目には見えないホルモンバランスと向き合いながら生活する女性たち

目には見えないホルモンバランスと向き合いながら生活する女性たち

女性の体に周期的に生じる月経。前向きに付き合っていくために、皆さんはどのような事を心がけていますか?これからお話しする内容は全て、あくまで私の体に起こっている事であり生理に関しては個人差があるということを前提に読んでくださいね。

自分らしく心地よく過ごしていくためのアーユルヴェーダライフ 読む 目には見えないホルモンバランスと向き合いながら生活する女性たち 1 分 1日を心地よくするモーニングルーティン

皆さんこんにちは、伝農 はるかです。

6回に渡り、BOODYさんの企画でコラムを書かせていただいております。

2回のテーマは生理についてです。

 

女性の体に周期的に生じる月経。

前向きに付き合っていくために、

皆さんはどのような事を心がけていますか?

今回は私が考えていること、実践していることをシェアできたらと思います♡

 

生理と聞くと思い浮かぶワードはなんでしょうか。

生理痛、PMS(月経前症候群)、蒸れやニオイ、ピル、生理用品 など

 

これからお話しする内容は全て、

あくまで私の体に起こっている事であり

生理に関しては個人差があるということを前提に読んでくださいね。

 

目には見えないホルモンバランスと向き合いながら生活する女性たち、すごいなぁと思うんです。

まずは知っているようで知らない生理の仕組みから。

女性の体は、初潮、妊娠、出産、閉経と、年齢と共にいくつかの段階を渡っていきます。

その仕組みをコントロールするのは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つのホルモンです。

 

エストロゲン(卵胞ホルモン)とは

女性ならではのまるみをおびた体づくりを助けてくれているホルモンです。

このホルモンの分泌がはじまるのは、一般的に、8-9歳頃、思春期と呼ばれる時期です。

乳房の成長や子宮・膣の発育などがみられ、胸がふっくらしてきたのを実感する年頃。懐かしいですね。

エストロゲンは身長や体重の増加にも役立ち、分泌量が増える12歳前後になると女性は初潮を迎えます。生理とも密接に関わっているエストロゲンは、閉経まで生理の周期ごとに分泌量の増減を繰り返します。

私は三姉妹ですが、初めて生理が来た時、おばあちゃんが孫のためにお赤飯を炊いてくれていたのを思い出しました。あの頃はなんとなく食べていたお赤飯ですが、女の子から女性になったお祝いをするって、とっても素敵ですね。自分の子どもの時もお祝いしてあげたいと思います。

 

プロゲステロン(黄体ホルモン)とは

生理がはじまってから約2週間後、体の中では排卵が起こります。この時に増えるホルモンがプロゲステロン。子宮内膜を柔らかくし、妊娠の準備を整えてくれる働きがあります。

妊娠が起こると分泌はそのまま続き、出産まで子宮内膜を維持しますが、妊娠が起こらなかった場合、分泌量は減少していき、子宮内膜は剥がれ落ちます。これが生理ですね。

 

ホルモンバランスの乱れ

この2つのホルモンのバランスがしっかり保たれていると、正しい周期で生理が起きます。でも、ホルモンバランスって結構簡単に崩れてしまうんです。

仕事や恋愛、友人関係など、、、私たちはそれぞれ毎日たくさんのストレスを抱えながら生きていますよね。さらに食生活の乱れや睡眠不足など、体に何らかの負担がかかると、エストロゲンとプロゲステロンのホルモンバランスが崩れてしまいます。

 

PMS(月経前症候群)とは

ホルモンバランスが崩れると起こる症状の一つに、PMSがあります。PMSは、Premenstrual Syndromeの略で、生理の1週間ほど前から始まる、精神的・身体的な不調のことです。PMSの原因はまだはっきりとはわかっていないそうですが、エストロゲンとプロゲステロンの変動が関わっていると考えられており、やはりホルモンバランスを保つことは大切なことがわかりますね。

私の場合、PMSとしてよく現れる症状は、生理前の食欲増加、肌荒れ、眠気、お腹の張り、腰の痛み、肩凝りなど様々です。また不調は体だけでなく、心にも現れます。精神が少し不安定になって、なんでもないことで泣いたり、イライラしたり、すごく不安な気持ちになったり。これは毎回必ずというものではなくて、その時によって症状は違います。原因が究明できたらいいのに、とも思うけれど、現在の医学ではなかなか難しい部分もあるようです。

 

エストロゲンとプロゲステロン、この2つのホルモンのバランスが女性の体や生活に関して重要なものであるということはわかっていただけましたか?

 

では、ホルモンバランスを崩さないためには、どうしたらいいでしょうか?

それは、まず、自分自身の生活や体としっかり向き合うこと。

普段の生活、自分では健康的だと思っていても、意外と改善点がたくさんがあるものです。

自分が慣れていることや、習慣化した決まり事と違う何かを始めるのって、確かに少し億劫ですよね。でも、人の話や経験を聞いて、自分の生活に取り入れてみることってすごく大切なんです。

現状に満足せず、規則正しい生活を発見できたら、今よりももっと良い明るく前向きな気持ちでになることができるかもしれません。

ここからは、私がお勧めする心のケアを紹介します。

 

自分を労って褒めてあげて欲しい

今回のテーマで1番伝えたいこと、それはみなさんに改めて、自分の何気ない頑張りを讃えて欲しいということです。

 

最近では生理休暇という制度がある企業もありますが

まだまだ生理についての理解や、捉え方には性別問わず人によって大きく差があると思います。

だからこそ自分を労ってあげて欲しいんです。

妊娠して出産するための準備をして、周期的に大きな負を担っている。体のどこかが痛い、心が悲しい、気分が悪い、そんなことがほぼすべての女性に月に1回起こっているということ。そんなことが起きているにも関わらず、何もないように振る舞い、仕事をして、家事をして、生活している女性たち。強いです!かっこいいです!

私も初経から15年は経っていますから、生理は当たり前のことで、生活の一部、また今月も来たか~くらいの気持ちでいますが、その意識をちょっと変えてみて欲しいなと。毎月頑張っている気分と自分の体をもっと褒めてあげて欲しい、私からのお願いです。

サニタリーグッズを知ろう

最近は様々な生理用品がありますね。

・紙ナプキン

・布ナプキン

・タンポン

・月経カップ

・吸水ショーツ

まだ他にもあるかもしれませんが

みなさんは、自分にあったサニタリーグッズを選べていますか?

 

私が使用しているのは月経カップと吸水ショーツです。

これに関しては私自身も本当にびっくり!生理に革命が起きた!と思っているほど良いんです!

だから熱意を込めて紹介させてもらいます!!

 

紙ナプキンと生理用パンツで過ごしていた10代。

寝ている時に漏れてしまったり、パンツやスカートについて、生理であることが周りの人にバレてしまった。そんな経験がある方もいるのではないしょうか。

  

月経カップ

月経カップというのは膣内に挿入するタイプの生理用品です。タンポンとちょっと似ていますが、すっぽりと膣内にフィットしたカップが膣内で経血をキャッチしてくれるので、外に漏れることがほとんどありません。

挿入の方法や位置など、正直最初は少し苦戦しますが

上手に使えるようになれば漏れや蒸れなど、デリケートゾーンの不快感はほぼなし!

こんなに快適に生理の期間が過ごせるなんて信じられない!

と私は4年前から月経カップの虜です。

 

私が普段使用している月経カップはメルーナというブランドのもので

サイズやタイプ、持ち手の形、カラーなど展開、組み合わせが200種類以上あり

出産経験や、経血量などに合わせて自分に合った月経カップを選ぶことができるのが魅力です。

 

先ほども言ったように、使い始めはカップを膣内に入れることが難しかったり、戸惑うことが多いことも事実です。ですが、諦めずに使い続ければコツを掴んで、慣れていき、快適をさを手に入れることができるので、最初だけは頑張ってほしいと思います。

 

吸水ショーツ

私の場合、タンポンと紙ナプキンの生活から、月経カップに変えた理由は、便利ということに加えて、環境配慮の観点から、使い捨てのタンポンや紙ナプキンを使い続けることに抵抗を持ちったという背景があります。

ですが、月経カップを使っていく中で生理23日目の特に量が多い日には、どうしても月経カップがいっぱいになって、取り替える前にカップから経血が漏れてしまうため、結局ナプキンをつける他に方法がないというのが現状でした。

そこで出会ったのが吸水ショーツです。吸水ショーツはその名の通り経血を吸水してくれるショーツのことです。

吸水ショーツのみを使用している方も多いと思いますが、私の場合は特に経血量が多いので、月経カップとの併用で、かなりの安心感を得ることができています!

 

新しく発売されたboodyの吸水サニタリーショーツ

4層構造で吸水量は15ml、安心と快適を守ってくれます。

ハイライズ(フルブリーフ)とローライズ(クラシックビキニ)の2タイプで、いつものショーツと同じ見た目、肌触りです。

普段も生理中も変わらず、Boodyの肌触りを使えるのが最高に幸せです。

 

確かに使い捨てのサニタリーグッズを使うことは便利で、衛生面も保たれやすく見えますよね。

ですが環境面ではどうでしょうか。13枚のナプキンを1週間使用するとしたら、1回の生理で21枚。1年で1人当たり約252枚のナプキンを使用して破棄することになります。これを月経カップや吸水ショーツ、布ナプキンなどの、繰り返し使用できる製品に変えることで、ゴミを減らすことができるのは一目瞭然です。

洗うのが面倒と考える方もいるかもしれませんね。確かにその考えも一理あります。経血のついたショーツやナプキンを手洗いすることは正直、私も面倒です。

でも、これからの地球、未来に生活する人や動物、全ての生き物のために、今できることをして、環境を守っていくことも大切だと思うんです。

私の場合は、面倒という気持ちよりも、地球を守りたいという気持ちが勝つので、この選択肢を取っています。

 

最後に

今回のテーマは生理に関してでした。生理については、話しにくかったり、どこか恥ずかしい気持ちを抱いてしまったりする人も多いかもしれません。

ですが冒頭でお話したように、私たち女性には、女性にしかない体の作りがあり、女性の体で生まれた以上は、向き合っていかなくてはいけないことですよね。

だからと言って慣れすぎないでほしい、頑張っている自分にお疲れ様、ありがとうと伝えてあげてください。

そしていつも頑張ってくれている自分の身体に手を当てて、今日も頑張ってくれてありがとうと伝えてあげてください。

 

みなさんがこれから、少しでも生理に対しての考えが前向きなものになってくれたら嬉しいです。

 

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

それではまた、次回のコラムでお会いしましょう。

伝農 はるか