冬というのは、体を休めてゆったりと過ごすのに合った季節です。と同時に、風邪などの厄介なものに悩まされる時期でもあります。できるだけ自然な方法で寒さを乗り切りたいですね。
健康に冬を乗り切ろう
楽しく元気に冬を過ごすための風邪予防と、かかってしまった時のより早い回復のためのヒントをご紹介します。
1. 調子が悪いなと思ったらステイホーム
体調が悪いなと思っても、休暇を取るのは気が引けてしまうことってありますよね。でも、体の不調は少し休息を取りなさいというサイン。それに、無理を押して働いても、仕事の量や質は本調子の時ほど上がらず、生産性がイマイチになりがちです。体調が悪い時は自分の中で線引きをして、本当につらい時は病欠した方がいいでしょう。無理に仕事に出たりせず、職場に菌を持ちこないことで他のスタッフを思いやることも大切です。
2. 少し熱めのシャワーを浴びよう
熱めのシャワーは体をリラックスさせるだけでなく、鼻腔と喉に潤いを与え、気道が広がって緊張をほぐす効果があります。さあ、シャワーを浴びてひと汗かいてさっぱりしましょう。
3. エッセンシャルオイルのすすめ
エッセンシャルオイルは様々な疾患に効果的に作用するすぐれもの。ぜひ取り入れていきましょう。お湯を入れたマグカップにクローブのエッセンシャルオイルを1〜3滴垂らし、目を閉じて鼻と口から湯気をゆっくりと吸い込むと気道を広げる効果があり、息苦しさが和らぎます。ティーツリーを使うと鼻炎や鼻詰まりに効果的です。また、ユーカリオイルとキャリアオイル(エッセンシャルオイルを希釈する役目のオイル)を合わせたもので胸と背中をマッサージするのも呼吸器系の症状を和らげます。エッセンシャルオイルは濃度が高いため、そのまま塗布すると肌トラブルの原因になります。肌につける時は必ずキャリアオイルと合わせて使いましょう。
4. 胃腸にやさしいスープや飲みもので栄養と水分補給を
体が回復しようとしている時は、パンや米、乳製品といった食材は消化するのに胃に負担をかけてしまいます。体の調子が良くない時は、薄味の温かいチキンスープやミントティーで胃腸をいたわってあげましょう。また、脱水症状を避けるために、小まめに水を飲み、カフェインの入った飲みものは避けましょう。
5. 新鮮な空気をとり入れよう
体が重い時は家にこもりたくなりますが、もし外の空気を吸いに行けるくらいの体力がある時は、ゆっくりとしたペースで少し散歩してみるといいでしょう。血液の循環が良くなり、新鮮な外の空気を吸うことで気分転換になり、回復が早まるのを助けてくれるでしょう。
6. スパイスティーで温まろう
シナモンはとてもよい自然の抗ウィルス剤であり抗生物質です。お湯に小さじ1杯のシナモンパウダーとはちみつを溶かして、ゆっくり飲むと血行がよくなって体が温まり、免疫力が高まります。さらに生姜を少し加えると、咳や鼻づまりを和らげる効果も期待できますよ。
7. 亜鉛を摂ろう
カナダのメディカル アソーシエイション ジャーナル (CMAJ) によると、亜鉛は風邪の重症化と長期化を防ぐのに効果的で、1年間に風邪をひく回数を減らすことも可能だということです。亜鉛の摂取量については個人差があるため、担当医や薬剤師のアドバイスを受けることをお勧めします。
8. 適度な運動を
気温が下がってくると、ついジムを休んでソファやベッドでくつろいでいたくなる時もありますよね。でも、外が寒いからといって、健康を手放してしまうのはもったいないことです。朝のジョギングでも、仕事帰りのヨガ教室でも、就寝前のストレッチでも、頑張れば体が喜んでくれますよ。
9. 体調不良の根本原因を見つけよう
最近十分な睡眠はとれていますか?ストレスを感じてはいませんか?風邪はストレスや疲れからくることがほとんどです。この記事をきっかけに、毎日を振り返り、忙しくて生活のペースが早すぎたりしていないか、自分自身のためにどんなセルフケアができるか考えてみるといいでしょう。
今日ご紹介したヒントが皆さまの健康に役立ちますように。